bookstamoriの日々

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Amazonの出品者はメディア製品の送料を自由に設定できるようになりました

前回のエントリーの案内に関連します、本日よりメディア製品(書籍、CD、DVD)の送料設定を自由に出来るようになりました。

bernies-tune.hatenablog.com

他店の反応は如何に・・・?

アマゾンの事前の案内があってから、アマゾンのセラーフォーラム内では活発な書き込みがありました。

最低販売価格を書籍は送料込み300円、その他メディアは送料込み400円にしたいくらい・・・

 大手古書店の場合だと、1円本を月間に3000-4000冊程度扱うので一冊80円程度の売り上げ減

 ヤマト運輸の値上げの余波がセラーにも波及した。自己発送の人たちには関係ないのに・・・

 いろいろと憶測も含めて投稿があったようです。

当店も興味があって、現状の送料変更されている競合他店を見てみました。

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

 

 ざっと130件程度の出品があります。送料部分を改定している店舗はまだ6件です(送料はすべて350円)。あとは従来送料の257円。

販売価格1円としていたのは十数店舗です。以前に比べると少し減ったかなと言う印象があります。

法人形態でかなり大手のバリューブックスは販売価格1円+送料350円設定にされているようです。

メデイア製品の送料自由化になって、まだわずかの時間です。競合各店舗さんがどのような送料設定されるかは興味深いところです。

さて、当店の場合ですが・・・

一部、早急に対応したいのが厚さ3cmを超える単行本への対応です。今年の六月に「ゆうメール」の価格改定がありました。

bernies-tune.hatenablog.com

この「規格外」の場合、厚さ3cm超にはまると、大口投函による割引サービスの適用も一切なく450円になります。

競合出品が多数でうっかりと安値放置していたら、確実に費用は吐き出しの目にあってしまいます。これは早急に改善と思っているのですが。

さて、今後のアマゾンの対応は・・・?

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先に記した『日本人の英語』ですべての出品者の状況を見て感じたのですが、販売価格(=本体価格+送料)の安い順番で表示されていません。

最初の数ページは1円本のオンパレード、次に数十円のお店、5、6ページ目にまた一円の店舗が出現と言った具合。

今後、このような状況にどう対応するのかも見ておく必要もありと思います。

Amazon マーケットプレイスの手数料が10月24日より値上げとなります

送料設定も自由化されます

アマゾンマーケットプレイスでは、メディア製品(書籍,CD,DVD)の送料は固定されており出品者が変更することはできませんでした。今回の手数料の改定に伴い、出品者が自由に送料を設定することが出来るようになります。

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手数料改定の対象となるカテゴリはメディア製品(書籍,CD,DVD)であり、具体的な内容は下記の通りです。

 

【書籍の場合】
[改定前]
販売手数料:商品価格×15%+カテゴリー成約料60円
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生

[改定後計算方法]
販売手数料:(商品価格+送料)×15%+カテゴリー成約料80円

改定後の相違点をまとめると下記の通りです。
1)カテゴリ成約料が20円アップ
2)手数料は送料を含めた部分の15%
3)この改定に伴い出品者が自由に送料を設定することが出来ます。
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生します


[CD/DVDの場合]
[改定前]
販売手数料:商品価格×15%+カテゴリー成約料140円
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生

[手数料計算方法 上記機能の提供開始日以降]
販売手数料:(商品価格+送料)×15%+カテゴリー成約料140円

改定後の相違点をまとめると下記の通りです。
1)カテゴリ成約料は変わりません
2)手数料は送料を含めた部分の15%となります
3)この改定に伴い出品者が自由に送料を設定することが出来ます。
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生します。


どちらのメディア製品も手数料部分に送料が加算されて手数料が算出されますので、出品者にとっては無視できない負担増になる可能性もあります。

悲観的に考えれば、確かに出品者へのしわ寄せになります。


アマゾンの場合、特に書籍の場合、価格改定は専用ソフトで行うことが可能であり、最安値で販売=高回転による売り上げ確保といった側面があります。今回の場合、例えば一円本の動向がどうなるかでしょう。

送料込みで250~300円程度の売価設定をするセラーが出現するか否か・・・です。当店の場合一円の設定ははなく、最安値であっても100円+257円(送料)をかたくなに守ってきましたが。


アマゾンのマケプレで多く見られる「一円本」がこの手数料改定により無くなる可能性が大きいと思っています。また、その他の書籍の価格に手数料上昇分が加算されたかたちで価格相場が上昇するのか、出品者としては色々と悩ましい問題となりそうです。

発送コストは上昇しています

今年に入ってのヤマト便の値上げ、郵便局のゆうパック、ゆうメールなどが値上げとなり、当店の場合でも「ゆうメール規格外」の出現により、たまに発送費用が吐き出しなんて事に遭遇することもあります。

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今回の手数料改定に競合他店がどのような対応をするか注目です。