bookstamoriの日々

書籍の話題やジャズのこと、加えてホットで旬な話題のキーワードをピックアップ。思うところを綴ります

本日の一冊

講談社の雑誌『With』3月で定期刊行が終了・・・とのこと

いい年をしたオジサンが女性誌の動向を記事にしようとは思わなんだ・・・まだ30代で某メーカーに勤めていた頃、広告や販促関係にかかわる部署に属していました。おぼろげな記憶なのだけれど、同じような雑誌で先発に『MORE』(集英社刊)があったように記憶し…

はじめてのウエストコーストジャズ・・・

ウエストコーストジャズの中ではじめて「あっ、この演奏いいな!」と思ったのは、ジェリーマリガンの”Bernie's Tune”(バーニーズチューン)でした。ジャズを聴き始めてから半年くらい過ぎた頃と記憶しています。 Gerry Mulligan - Bernie's Tune (1952) ジャ…

「岩波ジュニア新書2冊、絶版し回収」の記事を読んで

先週末に朝日新聞で報道がありました。 news.yahoo.co.jp長い歴史のある出版社でもあるし、このような違反行為とは無縁と思っていただけに驚きました。なお、具体的な内容については岩波書店の下記のページで「謹告」として掲載されています。 www.iwanami.c…

アマゾン・マケプレ、高値で取引される書籍の一例をご紹介

前回、ここ1年以内位に発売された書籍がユーズド書籍として取引される場合の値段について述べました。この場合は、どうしても新刊書籍の価格の影響を受けて、発行部数が多くなればなるほどは実勢価格は下がり続け「売価一円」の出現です。もっとも、販売価格…

アマゾンの新刊書籍の価格とセラーの価格設定の違いについて

当店の取り扱っている書籍はユーズド書籍や音楽CDなどがメインです。ここ数か月か前に発行されたものもあるし、数十年前の書籍までいろいろあります。 数日前におよそ一年以内に発行された書籍がまとまって50冊ほど入荷。送り主の方は、数年前からご利用いた…

白土三平、逝く

昨日、アマゾンのマーケットプイレイスに出品した下記の著作に買い手がついた。今日(10/26)の14時前ころ。販売価格は850円。このブログを書いている時点で価格を参照してみたら、1800円程度になっていました。う~ん・・・ 古本の価格は「時価」なんですねぇ…

2021年10月発売のBRUTUS(ブルータス) 『特集 村上春樹 上・下』は大人気の様子

10月に発売のBRUTUS(ブルータス) の『特集 村上春樹 上・下』、双方とも、アマゾンの取扱い分は売り切れ状態。 もっとも、先に発売の [特集 村上春樹 上 「読む。」編については、駅前の大型書店で、今も、販売されているので入手がとても困難というのでは無…

『ジャズ名盤ベスト1000(学研M文庫)』の編者・安原顕のこと

昨日、アマゾンのマーケットプレイスに出品していた『ジャズ名盤ベスト1000(学研M文庫)』に買い手がつきました。内容は、気鋭の評論家20人がピックアップしたジャズレコード1000枚の紹介を書籍です.。目次を見ると壮観な感じがするくらいの評論家の諸氏が並…

『日没』(桐野夏生・岩波書店)を読みました

『日没』(桐野夏生・岩波書店)を読むきっかけとなたのは、岩波書店のページを見てからのこと。 tanemaki.iwanami.co.jp上記のページに掲載の解説はかなり深く分析してあります。特にご興味ある方はご一読ください 日没 作者:桐野 夏生 発売日: 2020/09/30 …

『バード C.パーカーの人生と音楽』の読者レビューには、教えられたなぁ・・・

昨日のエントリーで『バード チャーリー・パーカーの人生と音楽』のレビューについて少し感想を述べました。 bernies-tune.hatenablog.com チャーリー・パーカー (文藝別冊) を読んでいたら・・・ チャーリー・パーカー (KAWADE夢ムック 文藝別冊) 発売日: 2…

チャーリー・パーカー生誕百年にちなむ話題をふたつ

「踊る」ための音楽から「聴く」ための音楽に変貌させていったチャーリー・パーカー。920年8月29日、カンザス州カンザスシティに生まれた。重度の麻薬中毒とアルコール依存、果ては精神病院への入退院を繰り返すなど、破滅型の人生を過ごし34歳で死去。ただ…

『頑張らないジャズの聴き方』(富澤 えいち著)は、初心者向けというけれど・・・

先般、『頑張らないジャズの聴き方』を読みました。 頑張らないジャズの聴き方 作者: 富澤えいち 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア 発売日: 2012/02/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 帯には、下記の宣伝文句が書かれていて、少…

適菜収、メルマガ発行の記事を読んで。

朝日文庫で『いたこニーチエ』(適菜収著)と言う実にユニークなタイトルに驚いた記憶がある。 いたこニーチェ (朝日文庫) 作者: 適菜収 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2011/09/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (4件…

「ドリヤス工場」って一体、誰だ?

前回のエントリーで『文學界・2018/07月号』の村上春樹の短編について言及しました。 weblog.bookstamori.com ひろい読みをしていたら、末尾近くに"文豪春秋~第十四回「心意気は残った」"(ドリヤス工場)が掲載されていました。 へ~、文芸誌に漫画かぁと…

『文學界・7月号(2018)』掲載、<チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ>(村上春樹作)を読む

近所の新古書店で雑誌「文學界・7月号(2018)」を目にした。表紙に創作・村上春樹最新短編3作同時掲載「三つの短い話」となっている。<石のまくらに>、<クリーム>、<チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ>のタイトルが並ぶ。 文學界2018年7月号…

故・さくらももこさんの著作が人気です

先般、お亡くなりになられたさくらももこさんの本が二日連続で買い手がつきました。当店の場合、コミック系の取り扱いは殆ど無いのですが、たまに大人向けの書籍と一緒に入荷することがあります。買い手のついた書籍は下記の二点。 神のちから (Ikki comix) …

「博物型図鑑」から「テーマ型図鑑」へ進化。図鑑が人気です

博物型からテーマ型に変化したのが成功の一因のようです 出版不況と言われる中にあって、「図鑑」がブームとなっています。 今、ブームの先駆けは『くらべる図鑑』シリーズ(小学館)。累計140万部と言うから大ヒットです。図鑑の種類もこの10年で3倍近くに…

猫や犬に関する書籍はとても人気があります

猫も犬もその可愛さから、実に人気の動物です。特に猫の場合、その表情や仕草が愛くるしいだけあって、特に写真を豊富に掲載した書籍・雑誌は人気があります。年末近くになると、本屋さんの店頭にはところ狭しと猫や犬のカレンダーが沢山陳列されていて楽し…

著作『日米対決」と石原莞爾』の「石原莞爾」とはどんな人?

太平洋戦争が終わってから70年以上にもなるので、石原莞爾を論じた本に買い手がつくだろうか・・・という疑問がありました。今年(2018年)の7月1日に出品していました。ほぼ60日で買い手がついたことになります。アメリカ人の手による石原莞爾の研究書です。 …

『「ひきこもり」救出マニュアル(理論編)』、『「ひきこもり」救出マニュアル(実践論)』に買い手がつきました

「ひきこもり」の問題は深刻である。時期が少し古いが2005年度の引きこもりは160万人以上(NHK福祉ネットワーク)。また、最近は40代にも引きこもりが見られるようになってきたと言う。また、近年はアメリカや欧米の先進諸国において同様の現象が顕著に見ら…

記憶の中のリバー・フェニックス

下記の雑誌が当店に入荷した折、「う~む 買い手がつくには結構、時間がかかるのではないかと」と思ったのですが、実に早くあっさりと買い手がつきました。アマゾン・マーケットプレイスへの出品日は7月29日でしたから、約4週間で買い手がついたことになり…

親子二代にわたる料理研究家、辰巳芳子著『手しおにかけた私の料理―辰巳芳子が伝える母の味』について

手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味 作者: 辰巳芳子 出版社/メーカー: 婦人之友社 発売日: 1992/10/01 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (17件) を見る 辰巳浜子の名著『手しおにかけた私の料理』が出版後三十…

『のだめカンタービレ』は今も人気です

『のだめカンタービレ』はコミックありDVDありと人気の物語です。当店でも下記のDVDに関しては、出品から20日間程度で買い手がつきました。 のだめカンタービレ 最終楽章 前編 発売日: 2014/07/16 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 当店販…

フランス革命下の一市民の日記 (中公文庫) が売れたけれど・・・

『フランス革命下の一市民の日記』とても分厚い文庫本です。厚みは33ミリくらいで、832頁もあります。当店販売終了価格;1296円(送料込み) 出品から25日程度で買い手がつきました。 フランス革命下の一市民の日記 (中公文庫) 作者: セレスタンギタール,レ…

『「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を予防する!』の著者は新谷弘美氏です

著者新谷弘美氏は、ベストセラー『病気にならない生き方』3部作は、大変人気のようで、ユーズド書籍の出品数を見ると軽く3ケタをクリアしていますから、間違いなくベストセラーと言えるでしょう。 「腸」の健康革命―「コーヒー・エネマ」(腸内洗浄)が病気を…

『パサージュ論 』という書物に買い手がつきました

『パサージュ論』の著者はヴァルター ベンヤミン。タイトルにある『パサージュ論 』は岩波版(単行本)では5文冊の大著。また、同社の岩波現代文庫でも読むことができて、これまたVol.1~5にまたがる著作として収録されています。 パサージュ論 (岩波現代文庫…

萩岩 睦美著『世界で一番大切なひと』

細々とアマゾンマーケットプレイスで、ユーズド書籍を販売しています。かれこれ10年以上になります。本の場合、売上の季節変動は無縁のような、無縁でないような・・・余りはっきりと影響が出るものでないと思ってしましたが・・・ところが、今年は8月に入っ…

とても身近になった外国の人たち

JR立川駅近くの家電量販店で、「○○○はどこにありますか?」と愛想の良さそうな女性の店員さんに聞きました。ちょっとたどたどしい日本語で、笑みを浮かべながら優しく「ワタシ ワカリマセン」との返答。ま、致し方ないかと別の販売員さんに聞いて一件落着。…

村上春樹の著作、最近文庫化された二冊を読む

村上春樹の著作が、ここしばらくの間に二冊が文庫として発売されました。 ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) …

アマゾン・マケプレ出品書籍、新刊在庫有りにも関わらず高値の出品が多く驚く・・・

アマゾン・マーケットプレイスの出品書籍の価格が高騰しているようです。一部の現象なのでしょうが・・・昨日「自己啓発書ベスト20」に関する記事を書きました。 bernies-tune.hatenablog.com その中で紹介されている下記の値段を参照しましたら・・・ 幸…