ネット通販業界では、今や押しも押されぬ圧倒的No.1の存在を誇示するかのAmazonだが、単にモノを提供するだけでなくレビュー欄の存在も無視できない。
基本的には、書籍購入者が「良かった点」、「感想欄として」、「悪かった点」等々を書き込めるようにし、広くユーザーに情報提供を試みようとする機能だ。今では、書籍だけでなく販売商品の全てのページにこの「レビュー欄」が設置されている。
多くのユーザーが集まるからこの機能をうまく使えないかと思案した人たちは、例えば好意的な読後感をいくつも書き込もうとするユーザーもいた。言わば「サクラ」と言う古典的な手口ですね。
発売間もないのに、賛辞のコメント多数だとか、発売予定日以前から賛辞のコメント多数なんてのも以前は見られた。流石にアマゾン側もこれは困った現象と判断し、商品購入の有無を前提としての「レビュー欄」に変更したようだ。純然とした商品評価であるように装う自作自演も困ったものだが、そのあたりは購入する人たちの判断も大事になってくる。
じつのところはTwitterで知ったのだが、東京五輪のエンブレムデザイン問題で話題となった佐野研二郎氏の著作のレビュー欄が大賑わいなのだ。
7日でできる思考のダイエット (magazinehouse pocket)
- 作者: 佐野研二郎
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 新書
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この場(アマゾン、レビュー欄)を借りての書籍評価とは関係のない長文の書き込みもあったりする。また、「5,947人中、5,814人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。」とあって、その影響力の高さをうかがい知ることが出来る。
Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 7日でできる思考のダイエット (magazinehouse pocket)
このレビュアーさん、私的怨念も混ざっているかのような激しい書き込みで、こりゃ幾らなんでも言いすぎでは?みたいにも思えてきます。つまり、今回の一件に関しての「場外乱闘」的な雰囲気もあったりするし、決して佐野某を擁護する考えはないけど八合目手前くらいで終わっとくほうが良いですぜ。