色々と話題になる「東京五輪エンブレム」。再仕切りとなって、応募要項が下記のサイトで発表された。
Tokyo 2020 - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
「前回の轍を踏む」など、あってはならないことなので、実に大変な作業であろう事は想像に難くない。
多額の商標調査費支出
&TOKYOのロゴの決定ニュースのとき、大変な費用だなと思ったのが「商標調査費用」、舛添要一知事によると2500万円を支出したとのこと。
また、採用辞退になったロゴの場合でも相当の支出だ。
国内外の商標調査や登録関連で約4700万円(2015年9月5日;日本経済新聞)
特に、仮に類似の出願があっても調査時点でデータベースに未反映の可能性もあり得たりするので大変だ。このブラインド期間(=出願の事実がデータベースに蓄積・反映されるまでの空白期間)も踏まえて調査をしておかねばならないのが現実のようだ。ま、世界が相手だからこれ位の費用をかけねばならないのだろう。
今日のオリンピック なんて、入場料だけで運営なんぞ「夢のまた夢」のような話だろうし、資金力のあるスポンサーについてもらわないとダメな訳だから、商業的な「協賛」のシンボルが必要なのだろうねぇ・・・
ちょっと、うろ覚えの部分もあるのだが次のリオ五輪のエンブレムも「著作権」だか「商標」侵害の問題を押し切って採用している。ところが、これも問題で「いつ訴訟を起こされてもおかしくない」問題を抱えていると、「佐野エンブレム」関連の話題で聞いた。
ずっと以前のこと、ある作家が「オリンピックは発祥の地ギリシアで開催と決めてしまえば良いのではないか?」と発言していた。今となっては、これって結構、説得力のある発言じゃないかと・・・。
開催都市(国)に大きな経済負担となったり、また、イベント終了後に必ずや訪れる不況の問題や、会場建設のための環境破壊が問題となったりと・・・、いろんな面でかなり罪作りのイベントであると思えなくもない。
手始めに、エンブレムなんぞなくっても運営できるような方法を考えるとか、「五輪エンブレム」は「あの五つの輪だけプラス都市名」程度のシンプルなものにしちゃえば?
ただ、申し訳ないけど正直のところ東京五輪なんぞまったく興味は有りません。