性や愛をテーマに描かれた江戸時代の「春画」と女性のヌード写真を同じ号に掲載した週刊誌４誌に対し、警視庁が、わいせつな画像の掲載を禁じた法律に触れる可能性があるとして、編集長らを呼んで指導
四誌とは、「週刊ポスト」、「週刊現代」、「週刊大衆」、「週刊アサヒ芸能」のこと。今、都内で開催中の春画展に絡んでの浮世絵掲載のことだろう。
わいせつの基準 は？
一昔前は、女性の局部写真なんぞは「無修正」でご法度だったように思っていたが、今回の一件、「春画と女性のヌード写真などを同じ号で掲載」を問題視して「掲載に配慮」ということになった。
いやはや、実に「ユニークな視点」からのわいせつ性の指摘で、ニュース結果からすると虚をつかれたようなもの・・・かと。
ここ十年のうちの性に関する浮世絵(＝春画)に関する出版物は、局部の修正は施されていない。あの平凡社「太陽」もかなり以前から「無修正」雑誌を発行しているし、
2002年12月初版の下記書籍も全く「無修正」。
古典的交接絵図＋西洋風裸写真＝猥褻・・・
「 ワイセツ」の定義・・・「いたずらに性欲を興奮・刺激させ，普通人の正常な羞恥心を害し，善良な性的道義観念に反すること。また，そのようなさま。(大辞林)」なのだが・・・。
上の図式にあるような写真の組合せ観て、ホントにそんな思いに駆られるヒトいる？
これは、もう実にユニークな視点と思う次第・・・
尤も、「ワイセツ」の概念は時代によって変化すると言う指摘もある。
「いや、まぁ・・・その思いに駆られた人いたから呼んだだろうけど。ひょっとして、とっくにもう用済みになった人が"注意せー"って命令してたりしてね」
