「マイナンバーの通知カード」は一部に未着があるとはいえ、全国の対象者に発送が完了し、今は「マイナンバーカード」の普及促進の段階に入っている。
今週(3/7)初めから、普及促進のためのテレビCMも放映されるようになった。放映CMは下記のページから閲覧が可能となっています。
そりゃ、住基カードの二の舞を演じることは許されない訳だし、多額の開発費用を投じているわけだから主管省庁側はPRに躍起というのもうなづける。
現在のマイナンバーカードの発行状況を調べてみたら・・・
現時点での発行状況の数字が毎日新聞(3/6東京版)に掲載されていた。
http://mainichi.jp/articles/20160306/ddm/008/010/060000c
- 「マイナンバー通知カード」、世帯別発送数--5866万通
- マイナンバーカード申請数--890万件
- 配達できずに返送され自治体に保管中の「通知カード」---240万通
(全体の4.1% 但し2/26現在の数)
マイナンバーカードの申請数は、3月2日現在で890万枚。このうち581万枚が自治体に発送完了。うち91万枚は住民に交付済み。
ところが、自治体に到着しているにも拘らず申請者への未交付が490万枚もある。多大な未交付の原因は「情報システム機構のシステム障害の影響」につきる。
マイナンバーカード申し込んだ人のブログがあった
このブログの筆者は、下記のようにコメント
市役所に連絡したら、申請から2、3ヶ月はかかりそうだというだけで、現在どういう状況なのかとんと分からない。
マイナンバーカードの発行が遅れている内情は下記の記事で判った。
役所の窓口で申請者にマイナンバーカードを手渡す際に 、暗証番号の設定やカードの異常確認のためにJLISのサーバーと窓口のコンピュータで、やり取りをする必要があるのだが、この作業に時間がかかって待ち時間が長くなったり、アクセスがまくいかないらしい。
発行業務を担っているJLISは、下記のコメント
「自治体には大変迷惑をかけて申し訳ない。サーバーを増強するなどしているが、原因が分からず、解決のめどはたっていない」
この「マイナンバーカード」の発行作業の遅延については、発行主体の「地方公共団体情報システム機構(JLIS)」(東京)からの説明、もしくはマイナンバー制度管轄官庁から説明があってしかるべきではないか・・・と