bookstamoriの日々

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終わることは無い!プロ野球賭博問題。ジャイアンツの次はどこだ?

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広岡達朗氏は「巨人の賭博事件」は氷山の一角と指摘

過去の事件を振り返ってみれば、大騒動になった「黒い霧事件」というものがあった。この時は、西鉄ライオンズの永易投手が金銭を受け取っての「敗退行為」を行っていたことが発覚。なんと関与した19人が処分(うち6人は永久追放)を受けた。

野球賭博には、選手が情報を流したり、試合で八百長をするケースと、客として試合に賭けるケースがある。最も悪質なのは、ハンデ師と組んで自ら八百長を演じる「敗退行為」

 いま話題になっている巨人軍・高木投手の場合は、「客として試合」に賭けること、をしていたのである。ただ、プロ野球選手が賭け事をしてはいけない・・・と言うわけではない。競馬、競輪等の公営ギャンブルを楽しんでも何ら問題はない。プロ野球に関わる選手が野球賭博をしたからだ。

 

この種の事件、捜査が大変むつかしいそうだ。発覚しても証拠集めが大変だし、当事者から「自らの選手生命を絶つ」ような積極的とも思える自白の発言があるとは考えにくいだろう。実際、昨秋の巨人三選手の行為がイモヅル式に明るみに出たのは、携帯電話の通話記録の解析だったと言う。

 

こんな場面があった場合は「要注意」と広岡氏

エース級の投手が立ち上がりから好投していたのに、中盤になって突然、打ち込まれて大量得点を許したら要注意...
しかしこの場合、もともと力がある投手だから、僅差まで追い上げられたらピタッと抑えて負け投手にはならない。こんな不自然な投球が、もし「敗退行為」だとしたら中盤の乱調はハンデ師に協力した“点差調整”

一野球 ファンからすると、スリリングな試合だなぁと思っていても、かような「ウラ」のある可能性の指摘だ。
だから、広岡氏は選手と同じ目線で日ごろから接したり、プレーや行動に不自然なことがないかを日ごろから目を配っておくしかないと主張している。

高木投手の場合、衆目の前で記者会見と言う形式で謝罪した訳だが、純朴そうでまだまだあどけなさの残る表情が印象的だった。きっと、手練手管に長けたワルからすると「赤子のてをひねる」ような存在と見えていたのかもしれない。

 

巨人以外はシロと断定するのは早計と・・・広岡氏

bernies-tune.hatenablog.com

 野球賭博につきものとして「ハンデ師」の存在がある。

「ハンデ」とは、実際の勝負結果が「賭けの勝ち負け」とは異なるようにするためのもの。例えば、Aチームにハンデ2があるとすれば、Bチームが3点以上の差で勝利しないとBチームに賭けた人は「負け」となる仕組みだ。

 

そして、この「ハンデの設定」は並みの知識では出来ないようです。賭ける人の誰もが納得するような数字でなければならないからだ・・・そうだ。

 

実際、「ハンデ師」は元プロ野球選手だったりするらしい。しかも、現役プレイヤーと接点のあることも条件。接点さえあれば、チーム内の情報集可能にもなるという次第。

 

広岡氏の指摘によると、野球賭博の黒い霧のターゲットは「強い人気球団」ということ。当然、そうそうなりますよね。
人気球団だと肩入れしているファンも多いから、賭ける人もいるだろうと・・・とのことからでしょう。

阪神やソフトバンクは本当に大丈夫なのか。「トリプル3」の山田がいるヤクルトや、黒田人気に沸く広島、二刀流・大谷の日本ハムも「うちはシロ」と言い切れるのだろうか........(広岡氏の上掲原稿より引用)

 
薬物問題も含めて今後のプロ野球買いの動向から目が放せません。