送料設定も自由化されます
アマゾンマーケットプレイスでは、メディア製品(書籍,CD,DVD)の送料は固定されており出品者が変更することはできませんでした。今回の手数料の改定に伴い、出品者が自由に送料を設定することが出来るようになります。
手数料改定の対象となるカテゴリはメディア製品(書籍,CD,DVD)であり、具体的な内容は下記の通りです。
【書籍の場合】
[改定前]
販売手数料:商品価格×15%+カテゴリー成約料60円
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生
[改定後計算方法]
販売手数料:(商品価格+送料)×15%+カテゴリー成約料80円
改定後の相違点をまとめると下記の通りです。
1)カテゴリ成約料が20円アップ
2)手数料は送料を含めた部分の15%
3)この改定に伴い出品者が自由に送料を設定することが出来ます。
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生します
[CD/DVDの場合]
[改定前]
販売手数料:商品価格×15%+カテゴリー成約料140円
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生
[手数料計算方法 上記機能の提供開始日以降]
販売手数料:(商品価格+送料)×15%+カテゴリー成約料140円
改定後の相違点をまとめると下記の通りです。
1)カテゴリ成約料は変わりません
2)手数料は送料を含めた部分の15%となります
3)この改定に伴い出品者が自由に送料を設定することが出来ます。
※小口出品の場合、基本成約料100円が別途発生します。
どちらのメディア製品も手数料部分に送料が加算されて手数料が算出されますので、出品者にとっては無視できない負担増になる可能性もあります。
悲観的に考えれば、確かに出品者へのしわ寄せになります。
アマゾンの場合、特に書籍の場合、価格改定は専用ソフトで行うことが可能であり、最安値で販売=高回転による売り上げ確保といった側面があります。今回の場合、例えば一円本の動向がどうなるかでしょう。
送料込みで250~300円程度の売価設定をするセラーが出現するか否か・・・です。当店の場合一円の設定ははなく、最安値であっても100円+257円(送料)をかたくなに守ってきましたが。
アマゾンのマケプレで多く見られる「一円本」がこの手数料改定により無くなる可能性が大きいと思っています。また、その他の書籍の価格に手数料上昇分が加算されたかたちで価格相場が上昇するのか、出品者としては色々と悩ましい問題となりそうです。
発送コストは上昇しています
今年に入ってのヤマト便の値上げ、郵便局のゆうパック、ゆうメールなどが値上げとなり、当店の場合でも「ゆうメール規格外」の出現により、たまに発送費用が吐き出しなんて事に遭遇することもあります。
今回の手数料改定に競合他店がどのような対応をするか注目です。