bookstamoriの日々

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著作『日米対決」と石原莞爾』の「石原莞爾」とはどんな人?

太平洋戦争が終わってから70年以上にもなるので、石原莞爾を論じた本に買い手がつくだろうか・・・という疑問がありました。

今年(2018年)の7月1日に出品していました。ほぼ60日で買い手がついたことになります。アメリカ人の手による石原莞爾の研究書です。

『日米対決』と石原莞爾

『日米対決』と石原莞爾

  • 作者: マーク・R.ピーティ,Mark R. Peattie,David Askew,大塚健洋,大塚優子,関静雄,デイヴィッドアスキュー
  • 出版社/メーカー: たまいらぼ
  • 発売日: 1993/01
  • メディア: 単行本
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満州事変、二・二六事件日中戦争という重大な局面を左右した昭和史のキー・パーソン、石原莞爾の生涯を公正にとらえた、「最も信頼すべき全体的石原研究」。

 レビューがあったので参考にさせて頂きます。

石原莞爾の軍事思想についてかなり深く追求しています。アメリカ人にとって日蓮宗が絡む莞爾の思想はかなり難解だったと思われるのですが(と言うか日本人でも理解不能な部分が多いのですが)、範囲を"軍事"に限定することでその難題をクリアしてられるように見えました。



 「軍事の天才」と評された彼でもあるのですが、戦時中に反東條の立場を貫いたので極東裁判にかけられなかったそうでもある。


以前から、石原莞爾の『最終戦争論』は今もよく読まれているようなので気になっていました。

最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)

最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)

 

 アマゾンのレビューを見る限り、読者は石原の予言めいた言説への興味が底流にあるような気がしました。

ただ、ここまで誇張されると彼は草葉の陰で苦笑いをしているかもしれませんが。

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