大量生産・ 大量消費が前提となっている社会にあってはそこら中に「モノ」があふれてしまうことは自明の前提のようなものかもしれません。
振り返ってみれば、「ヒトは多く持ち過ぎてしまった」と言う惹句は、もう何十年も前から聞かされてきたような気がします。
大量生産・ 大量消費から必然として引き起こされる大量廃棄は、資源の枯渇や環境破壊の問題にもつながっています。
最近特に話題として取り上げられているプラスチック製ストローやマイクロプラスティックの問題はその典型でもある訳です。
話は変わりますが「断捨離」が使われ始めたのは2010年のこと。今では著者やましたひでこさんの登録商標でもあるそうです。
モノの片付けや処分に悩んでいた人たちへの考え方の指針となったのでしょう。大ベストセラーとなりました。
なお近年では「断捨離」を実践する人を"ミニマリスト"と呼ぶそうです。ことばの正しい定義を参照しておきます。
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
う~む・・・ モノを捨てて必要最低限の持ち物で暮らすという発想のようですね。
ただ、単純に我が家の「モノを減らしたい」だけで、しっかりとした基本となる考えが無いとモノであふれる空間に逆戻りしかねないのかもしれません。
「モノ」のダイエットも大変。安直な考えではリバウンド必至のようです。
さぁ~ どう取り組もうかと真剣に考える今日この頃でもあります。