二日前の10月23日にマーケットプレイス出品者向けに、「書籍の再販契約に関するご案内」と言うメールが着信しました。
おおまかな主旨は、書籍の場合、「新品」と称する場合は「定価」以外で販売してはならないと云うものです。
この問題については以前にもこのブログで投稿をしていました。
今回のメールの内容も、先般6月のそれと大きく変わらない主旨です。
「新品」で「定価以外」で販売しているセラーが少なからず存在しており、事態は改善されていないからでしょう。メールの末尾近くには、「出品の取消しや再販契約の締結有無を確認」させて頂くと記されています。
さて、現状はどのようなものか・・・
先に投稿した時の新書と同じものをピックアップしました。「新品で誰が購入するのでしょうか?」という実に高すぎる価格設定です。
以前はこのような、つまり「アマゾンに新品在庫有りの状態」では、アマゾンのシステム上「新品価格以上の価格」では出品が出来ないようになっていました。
筆者の記憶では2017年6月ごろまではこの規制が有ったように記憶しています。
販売価格の規制が無くなった後に待ち構えていたもの
アマゾンに「新品在庫」があっても定価以上の値決めが可能になったので、アマゾン「新品在庫」切れを待っての「定価以上」の出品が増えてしまった現状があります。
このことについては、今年の初めに下記の投稿をしていました。
過去記事の時と同じ書籍『幸福優位の7つの法則』を参照してみました。
現時点で計35冊のユーズド、計3冊の新品(うち一点は「アマゾン在庫」・当然ながら定価)がありました。
あと二点の新品は、6000円超の値決めとなっています。
なんと、定価より安く変えるユーズド書籍は計6点のみというもの。
多くの皆様、アマゾンの早期の在庫切れを期待しての値決めなのでしょうか?
念のため申し添えておきますが、販売価格の規制を受けるのは「新品」と称する場合のみです。その他のコンディション表記となっていれば、販売価格はセラーが自由に決める事が出来ます。
幾ら自由に価格が決められると言っても、「アマゾン在庫有り」で定価以上の値決め可能という事態、やはり、不自然じゃないかと思っています。
ただ、アマゾンの深謀遠慮からすると、これにて「アマゾン新刊在庫」の売れ行き安泰という目論見もあるのかもしれませんが・・・