bookstamoriの日々

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清原容疑者、「保釈の難しさ」の背後に見え隠れする社会復帰の難しさ

連日の如く、スポーツ紙やテレビのワイドショーで覚せい剤所持容疑で逮捕された清原容疑者の話題で持ちきりだ。

保釈は有りうるのか?

保釈(ほしゃく)は、住居限定や保証金の納付を条件として、勾留されている被告人の身柄の拘束を解く制度。
これまでにも有名芸能人が薬物使用で逮捕・拘留され、証拠隠滅の恐れがないことなどの理由により拘留が解かれ、警察署から出てきた容疑者がカメラのフラッシュを浴びながら謝罪する画面をご記憶の夥多も多いはず。
清原容疑者の場合、2月26日とされるとの憶測があったのだが、これが無理となったようだ。理由は「身元引受人がいない」と言うことのようです。

身元引き受け人に関して

筆者の私事となりますが、一度だけ「身元引受人」となったことがあります。


警察からの電話で、あなたの知り合いの男性の取り調べも終わったが、身柄を解放するには「身元引受人」が必要である。ついては、被疑者はあなたに「身元引受人」になって欲しいそうだ。身元引き受けの手続きをするために「○○署」へ来て下さい・・・のような内容だった。


 さて話が脱線してしまいましたが、
「清原容疑者が復活するための3つの必要条件」と言う記事がダイヤモンド市場に掲載されています。


もう何十年も前のことで定かな記憶はありませんが、全くの微罪だったから引き受けたと思います。

確か、被疑者の管理監督をきっちり行います・・・のような趣旨が書かれた書面に署名・捺印した記憶があります。ただ、如何なる用件であっても警察に出向くのは余り気分の良いものではありませんね。

diamond.jp

過去に薬物使用によるスキャンダルで前科があっても、見事にもといた業界に復帰した人たちが掲載されています。

同じプロ野球選手のケースとして江夏氏のことに触れています。

江夏氏は押収量の多さと、常用性から初犯にもかかわらず、執行猶予なしの2年4ヵ月の実刑判決を受けた。そう聞くと、かなり社会復帰に手間取ったのではないかと思うかもしれないが、仮釈放された1ヵ月後の1995年6月には文化放送のラジオに出演し、野球の論評をおこなっている。
ただ、彼(江夏投手)の場合は周囲の支持者に「発言力・影響力のある応援団」の力添えが大きい・・・ことが最大の要因だったようだ。

 ただ、清原容疑者の場合、離婚しており、近親者で(母は認知症の施設、父も病気、弟とは絶縁状態)身元引受人になる人もいないようだ。家族以外にも可能性の有りそうな人物はいないようだ。

headlines.yahoo.co.jp


と、まぁこんな状況が囁かれてしまうとは、清原容疑者の社会復帰の可能性の難しさを暗示しているかのようでもある。

 いったん釈放し、同時に再逮捕の可能性も有り得るという憶測・・・

www.sponichi.co.jp

全く弁護など出来ないような行為であって、身から出た錆びの様な状況のような清原容疑者だが、「拘置所で夜泣き」しているような記事を見ると、とちょっと気の毒な状況とも思えてくる。

 

www.sankei.com

 元検察官の田中喜代重弁護士は「所持については処分保留として23日に一旦釈放し、同時に使用容疑で再逮捕するのではないか」と話す。3月中旬とみられる起訴後には保釈請求が可能となるが、証拠隠滅などの可能性もあり「入手先を言わなければ裁判所から保釈許可は出ない」とみる。