bookstamoriの日々

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五木寛之がマイク・モラスキーの新著『ジャズピアノ: その歴史から聴き方まで (上)』について言及していた

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大変に長寿なこの連載、「流されゆく日々」は、1975年10月から連載が始まり、現在まで続いています. 五木氏は、芸術、音楽、著名人との交流など、日々感じたことを綴っています. このエッセイは、ギネス記録保持のエッセイとしても知られているとのこと。読む機会は少なかったけど、この度は五回連続でマイクモラスキ―の新作に言及しています。

私の知っている彼¥モラスキーの著作と言えば『戦後日本のジャズ文化』くらい。

カバ―デザインをよく見ると『青年は荒野をめざす』のカバー写真がコラージュされて

いたりする。

戦後日本のジャズ文化――映画・文学・アングラ (岩波現代文庫)

おっと、モラスキーの新作の紹介をせねばならない。

ジャズピアノ: その歴史から聴き方まで (上)

ピアノを手掛かりに、ジャズの歴史をたどる。外国語文献を駆使し、印象論を越えた具体的な鑑賞のヒントに満ちたジャズ論。

岩波書店のページより引用
あと、下巻は予約受付中となっています。

氏は、著作の一部を引用しながら下記の記事では・・・

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たとえば<ビバップ周辺のピアニストたち>という章では、私がまったく知らなかったドド・マルマロサという特異なピアニストについて、こう書く。
<マルマロサは、その入院中と後の一回ずつ、ダイアルレコードの録音でパーカーと共演している。一回目は一九四六年三月二八日に録音されたセッションであり、マイルス・デイビスとラッキー・トンプソンを含む七人編成のバンドだった。

え~・・・「ドド・マルマロサ」なんてピアニストは私も全くの初耳。


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なお、アマゾンに掲載の紹介文は下記の通り。

ジャズ演奏を裏から支えるピアノを手掛かりに、全く新しい切り口からジャズの歴史をたどる。外国語文献を駆使し、印象論を越えた、具体的な聴きどころ、鑑賞のヒントに満ちた、類書のないジャズ論。繰り返し聞いていた演奏が、新鮮に聞こえてくる! 上巻は、ジャズの誕生からビバップ、クールジャズの成立まで。