bookstamoriの日々

書籍の話題やジャズのこと、加えてホットで旬な話題のキーワードをピックアップ。思うところを綴ります

Amazon マーケットプレイスの手数料の値上げがあっても一円本は不滅?

人によっては「アマゾン名物」と称されていもいる1円売価のユーズド書籍。もっとも、正しくは258円(本体1円+送料257円)なのでありますが・・・。

昨日の記事で出品者から徴収する手数料の値上げや送料設定が自由化の旨を紹介しました。 

bernies-tune.hatenablog.com

 

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今も売っています一円本

送料が自由に設定できるようになりまたので、1円売価のお店によっては、送料を
350円と変更されているお店もあります。
ところが、送料自由化前の257円のままで、しかも売価1円で販売されているお店も結構あるようです。

どの程度の経費が必要なのかを計算してみましょう。

売上   258円
手数料 ▲128円・・・(258円×15%+80円)×1.08
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出品者への入金額・・・・130円

【諸経費】
送料   86円・・・(ゆうメール、ボリュームディスカウント価格/250g以内)
梱包材料 20円
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諸経費  106円

残金   24円

まったくの必要経費だけ計上してもこのような状況です。

仕入れ代金」、「人件費」、「諸経費(光熱費等)」・・・店舗維持のための諸費用を考慮するとあり得ない「一円本」です。

もちろん、ユーズド書籍の仕入方法れやその規模、一円本書籍以外でどのような書籍を扱っているかにもよりますので即断はできませんが・・・

また以前、大口店舗については通常とは別の取引条件があるようなウワサを聴いたことがありますが、真偽のほどは不明です。ま、一円本ごときで何かしようかなど言うのは考えにくいような気もします。

ただ、下記の記事にあるように

契約内容のうち、他のサイトに同じ商品を出品していてもアマゾンでの出品価格を最も安くする

 ことがあったようですね。但し、アマゾンは撤回はされたようですが・・・。

www.sankeibiz.jp