10月2日より「普通郵便の土日配達」が休止になります
一般的なハガキや手紙は土曜日の配達がなくなる訳ですね。例えば、金曜に投函(とうかん)すれば、土曜に到着していた地域では、週明けの月曜に到着することになります。
最終的には、これまで週末に差し出して次の月曜に到着していた地域宛では、到着が火曜に。さらに、平日に差し出した場合も到着が1日ずつうしろへずれることなります。
(翌日配達だった地域では)
月曜差し出し→水曜到着、
火曜差し出し→木曜到着、
水曜差し出し→金曜到着、
木曜差し出し→月曜到着、
金曜差し出し→月曜到着、になります。
もっとも、全国一斉にではなく段階的に実施されることのようです。
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2021/00_honsha/0924_01_02.pdf
例えば東京都の、郵便番号上2桁が16~20の地域宛の郵便物は2022年1月下旬から、10~15の地域宛は同年2月中旬から繰り下げとなります。
さて、その影響は?
私の場合ネット上で古書店を営んでいるので、う~ん・・・、影響はどの程度あるでしょうか。いわゆる「ゆうメール」の発送量は月間250~300件程度くらい。
差出条件は、厚さ2cm以内、重量1キロ以内、大きさはA4サイズ程度まで。都内から届け先が関東圏ならだいたい翌日配達が可能でした。最短で翌日到着だったのが、2~3日後に配達ってのは、かなり相違が出てきてしまいます。
インターネット通販の隆盛もあって、「より早く間違いなく届ける」が当然のことと。以前はそんなに「早く」ばかりを競わずと・・・いった風潮もありましたが、これらの意識は退潮気味かもしれません。
考えられる問合せ内容は・・・
「まだ、到着しません。どうなってますか?」もしくは「未着です。追跡番号教えてください」とか、ですね。
経験的に言えば、今年に入ってからの問い合わせは2~3件程度。ユーズド書籍に限って言えば、急いで必要な度合いは余り高くないのかもしれません。
加えて、厚さが2センチ以上の書籍の発送は、ゆうメール(=旧名称;冊子小包)で送ることは出来ません。「追跡番号」付きの、例えば、クリックポストやヤマト運輸の「ネコポス」で送ることになります。と言うことで、あまり影響ないのではなかろうかと思っています。
話題から少しそれますが、ネット通販でモノを送る時は「追跡番号付き」での発送がほぼ常識かと。書籍に限って言えば、「冊子小包」と呼んでいた時代は安価な送料で幅広く文化振興の一助のような色あいがあったと思うのですが、令和の時代になって、「書物の有りよう」や技術革新により物流の考え方も大きく変わっていったのでしょう。
アマゾンジャパンの場合、購入総額が2000円以上の場合、追跡番号付きでの発送が義務化されています。また、追跡番号無しで発送して未着の場合、無条件で購入代金の全額を購入者に返金しなければならないルールとなっています(以前は、追跡番号がなくとも、発送が証明できれば返金してくれる仕組みでした・・・)。
ま、多少のコストプッシュは我慢してここ1年くらいの間に、すべての発送書籍は「追跡番号付き」の発送を目指そうかと思っています。