Amazonに出品している販売事業者が、自社出荷を行うすべての商品を対象として、ヤマト運輸が提供する宅急便、宅急便コンパクト、ネコポスの配送サービスを両社の連携により実現した特別運賃で利用できるサービス
10月初旬の頃の発表でした。
目的は、ともかくユーザの囲い込み競争の一端と思えば良いのでしょうか?
例えば、ネコポスの場合、月間500個以上であれば単価174円で利用できるサービス。60サイズだと436円(3辺合計60cm且つ2kg以内)になります。
ネコポスの一般的な利用の場合、価格はどう設定されているか参照してみた。
全国一律料金で、数量などの諸条件に応じて、お客さまごとに価格を決めさせていただきます。 ※1個あたりの上限金額は385円(税込)となります
ま、この上限価格で利用している人はいないだろうなぁ・・・(詳細は不明)。
ネコポス便174円とは、例えばメルカリで提供の「らくらくメルカリ便」と同じ価格。また、個人利用も多いと思われる「クリックポスト」は198円。サイズ規制はあまり変わらないので、クリックポストは不利・・・かと思われます。
当店の場合、ネコポスに限って言えば月間500個以上なんて、ともじゃないけど無理。最小の250函未満の適用が関の山。いくら頑張っても218円の適用としかなりゃしません。それでもクリックポストと比べると20円高。
そして引用記事の末尾に下記の文言が。
前月500箱以上利用した場合に適用する運賃を、期間限定ですべての販売事業者に提供するキャンペーンを実施する予定
実施期間の詳細は不明だけど、キャンペーン期間中、ネコポス便の取り扱い量は増大となるでしょうねぇ。
ネコポスのサポートは「非常に良い」です
実は、ネコポス便の利用を開始して2年くらいになります。この間、未着や紛失と思われる事故はありませんでした。一件のみ、届け先から「未着である」旨の連絡がありサポート担当と話したことがあります。
配達担当ドライバーの状況確認、配達先への確認連絡等を実に早く連絡をくれました。ヤマト便についてはほかの件でも問い合わせた事がありますが、いずれも好印象。
扱い荷物量が少なくても、アマゾンの基準量を気にすることなくヤマトのドライバーさんに相談してみれば、良い見積もりが出る可能性はあると思いますよ。
なお、昨日に下記の記事に遭遇しました。
内容はヤマトの価格攻勢についての分析記事です。
大手メルカリ専用の配送サービスで、ヤマトはネコポスの配送料を195円から175円に値下げした。その結果、競合サービスを展開する日本郵便から荷物が流入・・・
これって実は価格だけでなく、荷物サイズの変更も含んでいます。変更点は2.5cm以内から3.0cm以内に変更しています。(余談ですが、これって結構ポイントで、3.0cm超えると宅急便コンパクトを使うことになり、コストは2倍以上の450円となります。)
とまぁ、既にフリマでも大攻勢をかけていましたので日本郵便さんは、この冬からクリックポストの扱い量は、またぞろ減少になりそうな気配。
配達については、EC専用の配送サービス「EAZY(イージー)」のフル活用になるだろうけど、これから年末商戦を控えて人材確保の面では大変じゃないのかともおもってしまうのだが。